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ピコレーザーとは、従来のシミ治療に使われている Q スイッチレーザーが照射時間が 10 億分の 1 秒であるナノ秒レーザー (Qスイッチレーザー) というものに対して照射時間が 1 兆分の 1 秒 (ピコ秒) と極めて短い時間で照射できるレーザーです。
ナノ秒レーザー (Qスイッチレーザー) は熱エネルギーによってメラニン色素を破壊していましたが、ピコレーザーは、衝撃波によってメラニン色素を砕きます。衝撃波を用いることで、これまでよりも細かくメラニン色素を破壊することができ、また周囲の肌組織にダメージを与えることなくシミをピンポイントで除去することが可能になりました。
ピコレーザーの衝撃波によるメラミン色素減少のイメージ図
PicoWay ピコレーザー | Q スイッチレーザー | |
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ピークパワー | 20 〜 50 倍 | 1 |
レーザーの作用 | 主に Photo-Acoustic (光音響効果) | Photo-Acoustic と高熱作用 (高熱作用と光音響効果) |
具体的な反応 | 主に振動による破壊 | 主に熱膨張による破壊 |
パルス幅 | 応力緩和時間を考慮 | 熱緩和時間を考慮 |
治療回数 | 少ない | 多い |
瘢痕のリスク | 比較的少ない | 比較的高い |
色素脱失のリスク | 比較的低い | 治療回数とともに高まる |
肌へのダメージが少ないことが特徴です。1 兆分の 1 秒単位で照射するため、熱による肌への負担がほとんどなく、施術中の痛みも強くありません(全く無痛というわけではありません)。
ダウンタイム (レーザー照射後に赤み、腫れ、皮下出血などが発生しその後肌が元の状態に戻るまでの期間) が Q スイッチレーザーなどよりも圧倒的に短いです。
ピコレーザーには、以下 3 つの照射モードがあり、これらの照射モードを使い分け、あるいは同時に行う (コンビネーション照射) ことで一人ひとりの肌の悩みに合わせた治療を行えるのが利点があります。
肌細胞に刺激を与えずにメラニンの破壊を促します。顔全体に照射することで、顔全体のメラニンの生成を抑えて美白と肌質改善しみやくすみ、色ムラなどが一度に治療でき、総合的な美肌効果が期待できます。
対象 | 肝斑、そばかす、美白、くすみ、色むら、炎症後色素沈着 |
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フラクショナル (点状) に高密度のレーザーを照射することで真皮層に働きかけてコラーゲンなどの弾性繊維の生成を促進し新しい皮膚への再生を促します。従来の CO2 フラクショナルレーザーは痛みが強くダウンタイムが長いデメリットがありましたが、ピコフラクショナルは肌のダメージを最小限に抑え深部にのみエネルギーを届けるため痛みやダウンタイムが少ないことが特徴です。
対象 | 毛穴の開き、ニキビ跡、キメ、ハリ、つやなどの肌質改善 |
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日光性色素斑 (いわゆるシミ)、ソバカス、タトゥー・アートメイクなどの色素を衝撃波で非常に細かく粉砕するため治療効果が高く、また従来の Q スイッチレーザーとくらべ熱作用がほとんどないため炎症後色素沈着を起こしにくいのが特徴です。
対象 | 濃いしみ、タトゥー、アートメイク |
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ピコスポット | 1 発 | ¥1,000- |
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ピコトーニング | 1 回 | ¥20,000- |
ピコフラクショナル | 1 回 | ¥30,000- |
コンビネーション (フラクショナル+トーニング) | 1 回 | ¥40,000- |